暗号化システムのDataClasysがエンドポイントセキュリティFFRI yaraiと連携

報道関係各位

2019年5月8日
株式会社DataClasys

暗号化システム「DataClasys」がエンドポイントセキュリティ「FFRI yarai」との連携を開始しました。

株式会社DataClasys(本社:東京都千代田区、代表取締役:曽我祐二郎)の暗号化システム「DataClasys(データクレシス)」と、株式会社FFRI(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:鵜飼裕司)の次世代 エンドポイントセキュリティ「FFRI yarai(エフエフアールアイ ヤライ)」について、ファイルの漏えい対策と不正プログラムの振る舞い検知を同時に実現する連携を開始しました。

今回の連携に当たり、DataClasysユーザクライアントが起動している環境下でも「FFRI yarai」は正常に動作し「FFRI yarai」の検証用不正プログラムが検知されることを確認しました。

「FFRI yarai」とは


一般的なウイルス対策ソフトのようにパターンファイルに依存せず、攻撃者の思考を先回りした検知ロジックにより、既知・未知のマルウェアや脆弱性を利用した攻撃を高精度で防御する「先読み防御」技術がポイントです。
洗練された5つの防御エンジンが、攻撃フローを広範囲に捕捉し、静的解析・動的解析によるエンドポイント多層防御を実現します。また、EDR機能により侵入した脅威の調査、レポーティング、脅威の除去が可能です。
「FFRI yarai」詳細情報

「DataClasys」とは

「DataClasys」は、Microsoft Office関連ファイル、テキスト やCSVファイル、PDFファイルはもとより、Microsoft Access、動画、CADなど、Windowsアプリケーションが扱う あらゆるファイルを保護・管理する国産の暗号化システムです。権限者のみ暗号化されたままファイルを開いて操作することが許可されます。 ファイルを操作しても復号されることがないので、第三者への漏洩を徹底的に防止、閲覧/更新のほか、 印刷/スクリーンショット/コピー&ペースト/メール添付などを禁止することができる上に、 利用を許可されたユーザからの故意の漏洩を防止することも可能です。 個人情報から営業機密情報まで幅広いファイルを守る「DataClasys」は、製造業、金融機関、自治体、官公庁等で850社以上の導入実績を有しています。

「FFRI yarai」と「DataClasys」の共存利用による効果

例えば、ネットワーク分離環境では、インターネット系ネットワークから流入したファイルをウイルス対策ソフトのパターンマッチングによる検疫と不正プログラムの実行時の振る舞い検知により安全性を高めることができます。

更にファイルをDataClasysで暗号化しておくことにより組織内の不正利用や内部者のミスや意図的な漏えいの防止や分離されたネットワーク間での安全なファイルの受け渡しも可能となります。
近年増加しているサイバー攻撃で使われる不正プログラムの内、従来のパターンマッチング型ウイルス対策ソフトで発見できるのは、おおよそ半分と言われています。 また、年金機構の漏えい事件などの社会的な大きな問題となるケースでも不正プログラムの多くが従来型のシグネチャーベースのウイルス対策ソフトだけでは対応できません。
「FFRI yarai」は、5つの検出エンジンによって不正プログラムが組み込まれたファイルの構造やプログラム実行時の挙動(振る舞い)を多角的に分析し、不正プログラムであるかを判定します。

今回の検証ではDataClasysユーザクライアントが起動している環境下でも「FFRI yarai」は正常に動作し検証用不正プログラムが検出されることを確認しました。

両社は今後、両製品がバージョンアップされても継続的に動作の検証・確認を行うよう協力してまいります。

株式会社DataClasys 会社概要

会社名 :株式会社DataClasys(DataClasys Co., Ltd.) 
URL :https: //www.dataclasys.co.jp/
所在地 :〒101-0032 東京都千代田区岩本町1-10-5 TMMビル7階
設立:2018年10月1日
資本金 :10,000,000円
代表取締役 :曽我 祐二郎
事業内容 :
• ファイル暗号化製品DataClasysの開発・販売 
• DataClasys関連製品の販売 
• セキュリティ関連のコンサルティングサービス 
• セキュリティ関連のシステム構築・運用サービス

※株式会社DataClasysは情報漏洩対策ソリューション専門企業として2018年10月1日に株式会社 ネスコから分社いたしました。