株式会社ビオスタイル様



所 在 地 : 京都市下京区河原町通四条下ル富永町338番地
      : 京都四条河原町ビル5階
設   立 : 平成29年6月21日
職 員 数 : 147名
https://goodnaturestation.com/
https://online.goodnaturestation.com/
京阪電気鉄道や京阪百貨店、ホテル京阪をはじめ、近畿地方を中心に運輸、小売・流通、レジャー・サービスなど人々の生活に密着した幅広い事業を展開する京阪ホールディングス株式会社は現在、健康的で美しくクオリティの高い生活を実現し、循環型社会に寄与するライフスタイル「BIOSTYLE(ビオスタイル)」を提唱しており、そのコンセプトを具現化するフラッグシップ施設として、複合型商業施設「GOOD NATURE STATION」を2019年12月に京都・河原町でオープンしました。
この施設及びその周辺事業の企画・運営を担うのが、京阪ホールディングスの100%子会社として2017年6月に設立された株式会社ビオスタイルです。

[導入前の課題]

  • 個人情報を含むファイルを社外とセキュアにやり取りできる手段を必要としていた
  • ITリテラシーの低いユーザーでも容易に扱えるセキュリティツールを探していた

[導入後の効果]

  • ファイル暗号化とBoxの組み合わせで安全かつ利便性の高いファイル共有の仕組みを実現
  • 利用者の業務や生産性に影響を与えることなく強固な情報漏えい対策を実現

ファイル暗号化とBoxの連携で社外とのセキュアかつ利便性の高いファイルの授受を実現

社外のパートナー企業と個人情報をいかにセキュアにやりとりするか

ビオスタイル EC/ 外販事業部
リーダー 東 陽太様

株式会社ビオスタイル(以下、ビオスタイル)は複合型商業施設「GOOD NATURE STATION」の運営のほか、「NEMOHAMA」(化粧品)や「SIZEN TO OZEN(食品)」、「RAU」(スイーツ)の3つのオリジナルブランドを展開しており、これらの商品はGOOD NATURE STATION内のショップだけでなくECサイトでも販売されています。

このECサイトはGOOD NATURE STATION開業と同時にオープンしましたが、商品を購入する顧客の個人情報を扱うため、オープン前のサービス設計時には情報漏えい対策に万全を期したといいます。

「ECサイトを通じて取得したお客様の個人情報は、社外のコールセンター事業者や倉庫業者と頻繁にやりとりする必要があります。そのためインターネットを通じて社外と情報を容易にやりとりできると同時に、情報が決して第三者に漏えいしない仕組みを考える必要がありました」

こう語るのは、ビオスタイル EC/外販事業部 リーダーの東陽太氏。ECサイトに関する顧客からの問い合わせや注文処理を行うコールセンターの運営は、京阪グループ外のコールセンター業者に委託していました。そのため、コールセンターで注文処理を行った受注データなどは、別途インターネット経由でビオスタイルに送る必要がありました。また商品の発送に当たっては、今度はビオスタイルからグループ外の倉庫業者に対して、受注票のPDFファイルなどをインターネット経由で送る必要があります。

これまで京阪グループ内の企業間では、グループ内ネットワークを介して安全にファイルをやりとりする仕組みがありました。しかし当時は、グループ外の取引先と容易かつセキュアにファイルを共有できる仕組みは用意されていませんでした。そのため、個人情報を含むファイルデータを社外と安全にやりとりできる仕組みを新たに導入する必要がありました。

ファイル暗号化製品「DataClasys」のBox連携オプションを採用

こうした要件を満たすことができるソリューションを模索する中で、たまたま京阪ホールディングスのIT担当者から評判を聞いたのが、株式会社DataClasysが提供する純国産のファイル暗号化製品「DataClasys(データクレシス)」でした。……

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※本事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述しています
※2020年10月取材