麻生太郎金融相も期待を寄せる暗号技術
金融サービスとITサービスの融合による技術革新(フィンテック)に関するカンファレンス「FIN/SUM(フィンサム)2021」が3月16日~18日に行われました。カンファレンス内の17日の講演で麻生太郎金融相は、電子文書の改ざんを防ぐ電子署名やタイムスタンプに関し、暗号技術が「情報や契約書などに対する信頼性向上に寄与する」と強調しました。(参考:麻生金融相、「暗号技術が信頼性高める」 フィンサム2021で講演: 日本経済新聞)
デジタル文書の正当性を証明する電子署名や信頼性が担保されたデジタルでの金融取引を実現するブロックチェーンなど、暗号技術はデジタル世界の安全性を確保する上で不可欠な技術です。またサイバー攻撃などで発生する情報漏洩の対策としても、暗号技術はファイルや通信などの様々な情報の暗号化に活かされており、非常に重要な技術です。
暗号技術はデジタル世界の安全性を高める一方で、サイバー攻撃にも利用されます。ランサムウェアにより情報を暗号化され、身代金を要求される事件が多発していますが、こういった暗号技術の悪用に対してもどのように対処すべきかというのは大きな課題です。
現代、多くのサイバー攻撃は組織や国家ぐるみで行われ、防ぐことが非常に困難になっています。また、ビジネスのグローバル化やサプライチェーンの拡大により、組織の大小を問わず、組織は本質的なセキュリティ対策を求められています。
セキュリティ対策に積極的な組織は、取引先からの信用や顧客への安心などの社会的信頼の獲得に繋がります。
弊社もこの暗号技術を駆使し、情報漏洩対策をはじめとするセキュリティソリューションの提供により、組織の信頼性の向上に寄与したいと考えています。暗号技術をどのように活用すればよいのか、どうすれば信頼性を高められるのか、組織の実情に合わせたご提案をさせていただきますので、お気軽にご相談ください。