セキュリティと利便性を両立

一般にセキュリティと利便性はトレードオフの関係にあると言われています。そのため、セキュリティ対策の必要性は感じていても、生産性の低下や社員への負担増への懸念から導入に踏み切れない企業も多いのではないでしょうか。

DataClasysは暗号化によるセキュリティ対策を検討する上での課題としてあげられる『パスワード管理』の手間がないこと、また暗号化後も『ファイル拡張子やアイコンの変化』がないことから、利便性・生産性の低下や初期導入時の運用負荷が少なく、企業におけるセキュリティと利便性を両立します。利用者が暗号化をほとんど意識することなく、今まで通り作業をできることから、既にご利用いただいているお客様よりユーザビリティについての高い評価をいただいています。

ダブルクリックだけで閲覧可能、パスワード管理不要

ファイルの漏洩対策として、機密性の高いファイルをパスワード付きZipファイル等の自己復号形式の暗号ファイル変換し保管している企業も多いのではないでしょうか。機密ファイルにパスワードを付けて管理するのは比較的安価である反面、利用者はファイルを開く度に毎回パスワードを入力する必要があり、さらにパスワード管理の手間も発生することから、実際の運用に乗らず断念してしまう事も多いようです。

これに対し、DataClasysのようなDRM/IRM製品で暗号化したファイルは今まで通りダブルクリックだけで開くことが可能です。自己復号形式の暗号ファイルと異なり、サーバから配信された復号鍵を用いることから、ファイルを開こうとするたびにパスワードを入力する必要がなく、利用者に余計な手間が発生しません。また、サーバ側で鍵管理されているため、パスワード流出のリスクもなく、高いセキュリティレベルを確保できます。

拡張子・アイコンに変化なし

一部のファイル暗号化製品の中には暗号化と同時にファイルの拡張子やアイコンが独自の形式に変化するものがあります。ファイル拡張子が変わると利用者が今まで使用していたショートカットリンクやマクロが一切使えなくなってしまうので、導入時に利用者へ負担がかかり、また問い合わせ増加の原因にもなります。さらに、アイコンのデザインが変化すると今まで認識していたファイルが直観的に認識できなくなるため、利用者が慣れるまでに時間がかかってしまいます。

DataClasysは暗号化後もファイル拡張子はそのまま、アイコンも今までと同じアイコンの左下に鍵マークが付くだけですので、暗号化後も今まで通りファイルをご利用いただけます。

暗号化後もファイルサイズがほとんど変化しない

一部のファイル暗号化製品の中には暗号化処理を行うとファイルサイズが大きく増加するものがあります。この理由として、ファイルを暗号化する際にヘッダへ権限情報(閲覧・更新・印刷など)を付与していることが原因と考えられます。

これに対し、DataClasysの場合は権限情報がサーバ側で管理されており、ファイルヘッダに対しては識別子を付与するだけなので、DataClasysで暗号化したファイルは一律で約1KB程度しかファイルサイズが増加しません。

この特長により、既存ファイルを暗号化移行する際にもファイルサーバ容量の圧迫を回避することができます。

パフォーマンスが大きく低下しない

セキュリティシステムの導入時には総じてパフォーマンスの低下が懸念されます。特にファイルの暗号化は対象ファイルへのアクセス時に復号処理を挟むため、パフォーマンスの低下は日々の業務に大きく影響します。すべてのファイル暗号化製品がそうであるように、DataClasysも全くパフォーマンスが低下しないわけではありませんが、その程度は最小限に、多くは利用者が体感できない程度に収まります。

オフラインでどこでも作業可能

暗号化ファイルを利用する際は鍵管理サーバにアクセスし復号鍵の配信を受けることを前提としますが、任意の期間内であればオフライン環境でも暗号ファイルを利用することが可能です。リモートオフィスや新幹線の車内など、ネットワークが不安定な環境でも作業を中断することなく、いつでもどこでも作業を継続することが可能です。またオンライン/オフラインによってファイルに対する権限が自動的に切り替わるような設定も可能です。この設定により、テレワークなどでファイルを社外利用する際は印刷やコピー&ペーストを禁止するなどの柔軟な設定も可能になります。