FFRI yarai

純国産セキュリティ製品同士の共存で実現する多層防御

DataClasys × FFRI yarai による多層防御の実現

企業を取り巻く情報セキュリティの脅威は年々増大し、サイバー攻撃も高度化・巧妙化の一途をたどっています。従来のように単一のセキュリティ製品に依存するだけでは、もはやあらゆるリスクに対応することは困難であり、多層防御の考え方が不可欠となっています。

しかし、複数のセキュリティ製品を同時に運用する際には、エージェント同士の競合や誤検知といった問題が発生するケースも少なくありません。そのため、新たなセキュリティシステムの導入を断念せざるを得ない企業も存在します。

「DataClasys(データクレシス)」と「FFRI yarai(エフエフアールアイ ヤライ)」は、同一環境下で正常に併用が可能な製品です。FFRI yarai が持つ高いマルウェア防御性能は、DataClasys との併用時においても十分に維持されます。また、DataClasys による暗号化ファイル操作に対して FFRI yarai が過検知を起こすことはなく、業務への影響もありません。

両製品を組み合わせて利用することで、ファイル暗号化による情報漏洩の抑止と、エンドポイントでのマルウェア検出・標的型攻撃防御を同時に実現することが可能となります。

デモ動画(マクロ悪用攻撃の検知)

デモ動画では、DataClasys で暗号化した Excel ファイルに対しても、FFRI yarai によるマクロ悪用攻撃の検知が正常に稼働することを確認しています。

【動画の流れ】

  1. DataClasys で暗号化されたディープマクロ.xlsm ファイル(MachineLearningpTest.xlsm)を実行時に、FFRI yarai が検知することを確認。
  2. DataClasys で暗号化された Excel4.0 マクロ分析用.xlsm ファイル(yarai_EXCEL4Test.xlsm)を実行時に、FFRI yarai が検知することを確認。
  3. 更新(編集)のみを許可されたユーザーが①のファイルを実行した際に、FFRI yarai が検知することを確認。
  4. 閲覧のみを許可されたユーザーが②のファイルを実行した際に、FFRI yarai が検知することを確認。

製品紹介

「FFRI yarai」とは

一般的なウイルス対策ソフトのようにパターンファイルに依存せず、攻撃者の思考を先読みした検知ロジックにより、既知・未知のマルウェアや脆弱性を利用した攻撃を高精度で防御する「先読み防御」技術がポイントです。

洗練された5つの防御エンジンで攻撃の各段階を多角的に監視し、静的解析・動的解析によってエンドポイントセキュリティを実現します。また、EDR機能により侵入した脅威の調査、レポーティング、脅威の除去が可能です。

「FFRI yarai」詳細情報

「DataClasys」とは

当社の開発・販売する「DataClasys」は、純国産・完全自社開発のファイル暗号化・DRM/IRMソリューションです。製造業、金融機関、官公庁・自治体、教育機関、その他サービス業などを中心に、1,000社以上の導入実績があります(2025年9月現在)。

3DCADデータや動画など、従来のDRM/IRM製品では対応が難しいファイル形式も暗号化できることから、経済保障分野おける技術流出対策としても利用されています。個人情報漏洩対策はもちろん、知的財産や設計データなどの企業競争力の源泉となる情報資産の保護にも効果を発揮しています。

※DRM/IRMとは、ファイルを暗号化し、操作権限(復号、閲覧、編集、印刷、コピー&ペーストなど)を設定することで、サイバー攻撃や内部不正などによる情報漏洩を防止するセキュリティシステムです。

※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

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