DataClasysでは利用者やアプリケーションが暗号ファイルを開く度に、DataClasysユーザクライアントから、その暗号ファイルを開こうとしたユーザの情報(IDファイル)と暗号ファイルにつけられたカテゴリ(機密区分)に対して、どのような権限を有しているかをDataClasysサーバへ自動で照合します。
適切な利用権限がある場合、DataClasysユーザクライアントは復号用の鍵情報と権限情報をサーバから受け取り、それに基づいて暗号ファイルの復号データを直接アプリケーションに渡すと共に、権限情報に準拠して操作をコントロールします。
暗号化ファイルに対して適切な権限がない場合や、サーバから鍵情報と権限情報を受け取れない場合は、暗号ファイルを利用することはできません。
したがって、オフライン機能を利用していない環境においては、暗号化ファイルに対して権限を有しているユーザであっても、DataClasysサーバに接続できない社外等の環境では、暗号化ファイルを持ち出しても利用できません。