Question 1

暗号化ファイルに利用期間を設定できますか。期間が過ぎたファイルはどうなりますか。

Accepted Answer

暗号化ファイルの利用期間は、暗号化を行う際に設定することができます。
利用期間の開始前や終了後は、暗号化ファイルの閲覧や更新などの利用は不可となります。ただし復号権限を持つユーザは、期間外の暗号化ファイルを復号することで平文の状態に戻すことができます。

DataClasysは暗号化ファイルに対して有効期間を設けて情報を利用できる期間を制限することで、委託先企業などの外部組織に渡した機密情報が破棄されなかったとしても漏えいを防ぎます。DataClasysには、この暗号化ファイルの利用期間の他にも、機密情報を安心安全に外部組織に渡すことができる機能があります。

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DataClasysの利用できるPCを特定のPCに限定したいのですが。　[よくある質問]
DataClasysは海外でも利用できますか。　[よくある質問]

Question 2

ファイルの暗号化や復号には、どの程度の時間がかかりますか。

Accepted Answer

PCのスペックやネットワーク状況にもよりますが、数MB程度のファイル単体であれば、体感できない程度の短い時間で処理が完了します。

暗号化や復号を行うと、DataClasysサーバから鍵情報をネットワーク経由で取得し、ファイル自体に対して演算処理を行います。ネットワークを経由する鍵情報のサイズは非常に小さく、ファイルへの演算処理時間は短時間で納まります。
そのため通常扱うような数MB程度のファイルであれば、業務への影響は非常に少なく済みます。

導入時に既存のファイルを暗号化するなど、非常に大量のファイルを一度に暗号化や復号する場合は規模によって処理時間が必要となります。この場合は、同時に複数の暗号化処理を並列で実行するなどを行うことで処理時間を短縮することができます。

実際に暗号化や復号処理にかかるか時間を体感したい場合は、30日間限定の無料体験版やオンラインデモのご用意がありますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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→ オンラインデモお申し込みフォームへ

Question 3

管理可能なファイルに条件や制限はありますか。

Accepted Answer

DataClasysの仕様によるファイルのフォーマットには利用制限はありません。
Windows で扱えるファイルは一部を除き全て暗号化でき、暗号化したまま、編集・印刷などの操作が可能です。
Microsoft Office（2003-2016：Word、Excel、PowerPoint、Access）、Adobe Reader、LibreOffice、一太郎などのビジネス系ソフトウェアからAutoCAD、CATIA、CREO、NX、Adobe Illustrator、Adobe PhotoshopなどのCAD・デザインソフトウェアまで、それらで作成したファイルを暗号化したまま利用可能です。（弊社での動作実績）

Question 4

DataClasysユーザクライアントをログイン時に自動起動することは可能ですか。

Accepted Answer

スタートアップメニューに登録することにより可能です。
また、オプション製品『AccountSync』をご利用頂く事で、Active DirectoryのユーザとDataClasysのユーザとが紐づけ可能です。
この機能を用いて、PCログオン時のアカウントに応じて、所定のDataClasysユーザでDataClasysユーザクライアントを自動起動する事も可能です。

Question 5

パスワードやパスワードポリシーの設定が可能ですか。

Accepted Answer

IDファイルのパスワードやパスワードポリシーの設定が可能です。
パスワードポリシーは、大文字小文字区分や全体文字数、英数字や同一文字数などの柔軟かつ詳細な設定が可能です。
なおDataClasysでは、ファイル個別にパスワードを設定する必要はありません。

Question 6

IDファイルのオフライン有効期限とはなんですか。

Accepted Answer

オフラインでの利用に一定の制限を付けて、安全性を高めるための機能です。
例えば有効期限を1日間と設定した場合、社外で利用可能と設定された暗号ファイルであっても、DataClasysサーバに接続せずIDファイルの更新がされていない状態では、1日経過すると使用できなくなります。
この際、DataClasysサーバに接続してIDファイルを更新することにより、再度1日間、オフライン状態で暗号化ファイルを使用する事ができるようになります。

Question 7

Microsoft社のActive Directoryと連携できますか。

Accepted Answer

オプション製品の『AccountSync』にて、Active Directoryユーザの新規追加・更新編集・削除・認証失効を、DataClasysに自動同期させることが可能です。
『AccountSync』を導入しない場合、DataClasysの標準機能では、Active Directoryのユーザ情報などをCSVファイル形式にしてエクスポートし、DataClasysにインポートする方法で連携可能です。

Question 8

所属組織の兼任はできますか。

Accepted Answer

DataClasysに登録されたグループ(組織)が複数ある場合、ユーザを複数のグループに所属させる事が可能です。

Question 9

異動や組織変更などの情報を事前に予約設定できますか。

Accepted Answer

ユーザ設定やグループ設定で開始日時と終了日時の設定が可能であり、これらの期間外では利用できないよう設定できます。
予め開始日時を設定しておくことにより、それ以前は設定を無効とし、指定の日時となった際に設定を有効とする事ができます。

Question 10

既存のファイルサーバ内のファイルは機密管理できますか。

Accepted Answer

既に運用中のファイルサーバであっても、ファイルの暗号化やDataClasysフォルダ自動暗号化を用いた暗号化監視を行う事が可能です。

Question 11

利用権限はどのようにコントロールされるのでしょうか。

Accepted Answer

DataClasysでは利用者やアプリケーションが暗号ファイルを開く度に、DataClasysユーザクライアントから、その暗号ファイルを開こうとしたユーザの情報（IDファイル）と暗号ファイルにつけられたカテゴリ（機密区分）に対して、どのような権限を有しているかをDataClasysサーバへ自動で照合します。
適切な利用権限がある場合、DataClasysユーザクライアントは復号用の鍵情報と権限情報をサーバから受け取り、それに基づいて暗号ファイルの復号データを直接アプリケーションに渡すと共に、権限情報に準拠して操作をコントロールします。
暗号化ファイルに対して適切な権限がない場合や、サーバから鍵情報と権限情報を受け取れない場合は、暗号ファイルを利用することはできません。
したがって、オフライン機能を利用していない環境においては、暗号化ファイルに対して権限を有しているユーザであっても、DataClasysサーバに接続できない社外等の環境では、暗号化ファイルを持ち出しても利用できません。

Question 12

どのような制限をかけることができますか。

Accepted Answer

DataClasysでは下記の権限と設定で制御を行う事が可能です。

「暗号化」：暗号化できる権限です。
「復号」：暗号化ファイルを元の平文に戻す権限です。
「完全消去」：復元ソフトでも復元できないよう、完全消去する権限です。
「閲覧」：暗号化ファイルにアクセスし、閲覧する（開く、読み取る）権限です。
「更新」：暗号ファイルを編集、上書き更新（保存）できる権限です。
「削除」：暗号ファイルを削除できる権限です。
「ファイル出力」：暗号ファイルから平文ファイルの出力を許可できる権限です。
「クリップボード出力」：クリップボードへの出力を制御する権限です。
「プリント出力」：印刷を制御する権限です。
「スクリーンショット」：Windows標準のスクリーンショットを制御する権限です。
「メール添付」：暗号化ファイルのメールへの添付を制御する権限です。
「メール送信」：アプリケーションからメールを送信するのを制限する権限です。
「ウェブ送信」：アプリケーションからIPを用いた通信を制限する権限です。

その他の設定項目
「オフライン状態での暗号化ファイルの利用可否」
「暗号化ファイルの有効期間」
「ネットワーク上の暗号化ファイルの復号」
「オフライン状態時のIDファイルの有効期限」
「IDファイルの利用端末固定化」
「オフライン優先モードの指定」

注（ファイル列挙の設定は可能ですが、本版では制御は実装されていません。次版以降で実装していく予定です。）

Question 13

DataClasysはどのようなことができるシステムですか。

Accepted Answer

DataClasysはほとんどのファイルを対象に、極秘や社外秘など任意のカテゴリ（機密区分）を付けて暗号化し、暗号化したまま編集、印刷などの操作の制限ができるDRM製品です。

Question 14

DataClasysの利用できるPCを特定のPCに限定したいのですが。

Accepted Answer

IDファイルを利用できる端末を固定することが可能です。
IDファイルを発行する（ユーザを登録する）際に、接続端末を固定するオプションを設定する事により、発行されたIDファイルを初めて利用した端末の固有情報がIDファイルと紐づき、その端末以外では利用できなくなります。

Question 15

PCの操作ログを収集する他社のシステムとDataClasysのログとはどこが違いますか。

Accepted Answer

PC操作のログは相当のボリュームとなり、特にファイル操作のログだけでも、利用者が直接操作したログとOSやアプリケーションが自動的にファイルにアクセスしたログとを区別することが技術的に難しいため、高度なアプリケーションになるほどそのファイルのログは大きくなります。
例えば、他社のシステムではオフィスアプリケーションのファイルを一度開いて閉じるだけでそのファイルに対するアクセスログを全て記録すると5MB前後となる場合もあります。
そのため、ログは一度PCに保存して負荷の少ないときに送信したり、ログサーバを複数必要とするなどの対応が必要となります。
DataClasysでは機密区分を付けた暗号化ファイルのログのみを収集しますので、重要なファイルのログを効率的に収集します。
ログはDataClasysサーバ側でリアルタイムに収集されます。

Question 16

DataClasysはどのようなログを収集していますか。

Accepted Answer

DataClasysでは利用者の暗号化ファイルの利用ログを記録する他、管理者（DataClasysマネージャクライアント操作ユーザ）による権限設定等のDataClasysサーバ操作ログを記録します。
利用者ログ（ユーザログ）はアクセス日時、PC名、Windowsログオンアカウント名、利用IDファイル名、要求された処理、サーバ回答、対象ファイル名（フルパス表示）、対象ファイルの機密区分、暗号化ユーザ名、利用プロセスなどを記録します。

Question 17

暗号化ファイルにカテゴリ（機密区分）を付ける意味はなんですか。

Accepted Answer

そのファイルの重要度による管理という意味があります。
PCやユーザ単位での制限だけでは、利用実態に則した運用に限界が見込まれるため、ファイルの重要度と利用者の権限により制御を行う必要があります。
これを踏まえ、カテゴリ（機密区分）を用いてファイルを重要度、機密度レベルに分けて管理する手法を採用しています。
ファイルを機密性に応じて管理することは、単なる情報漏えい対策だけでなく、ISMS（ISO/IEC27001）やBS7799などの情報セキュリティ認証基準に則した管理へと繋がり、SOX法や改正不正競争防止法、証券取引法などの企業ガバナンス=内部統制強化のための前提となります。
経済産業省の不正競争防止法に関する営業機密管理指針では『営業秘密を適切に管理することは、不正競争防止法による営業秘密保護のための要件の1つである秘密管理性の重要な要素となるため、法的保護を受けるための前提条件である。いかに価値の高い情報であったとしても、その情報が秘密として適切に管理されていなければ、法的保護を受けることはできない』と記述されています。
したがって、ファイルの機密管理は個人情報保護だけではなく、企業の営業上重要な顧客情報や技術情報、知的財産、ノウハウなどの法的保護を受け、企業を防衛していくための前提条件であると言い得る事ができます。

Question 18

DataClasysではWindows OSのドライバとAPIを制御していますが、どのようなメリットがあるのですか。

Accepted Answer

OSのドライバとAPIを制御する事により、DataClasysでは暗号化したままファイルを開き、権限に応じて利用できる仕組みを実現しています。
他の暗号化ソリューションでは復号（平文）ファイルを一次的に作成し、そのファイルを開いて利用させているケースがありますが、DataClasysではアプリケーションがディスクから読み出したデータのみを権限に応じて復号してアプリケーションに渡しているため、急な電源ダウン時やOSのフリーズ時に復号したファイルが残ることはありません。
また、例えば閲覧権限しかないユーザでは、暗号化ファイルのコピーが禁止されるなどの暗号化ファイル操作を、どのアプリケーションでも同様に制御することが可能です。（一部のアプリケーションでは動作しない場合も考えられますので、事前に動作確認を行って下さい。）

Question 19

ファイル自体を暗号化するメリットはどこにありますか。

Accepted Answer

Windowsのアクセス制御は、基本的に一定の領域内でしか有効ではなく、共有サーバから権限者がPCへダウンロードしたファイルはアクセス制御されません。
また、ハードディスクを抜き取られて他のPCで読み込まれた場合もアクセス制御されていないため、格納されたファイルは何の制限もなく利用できてしまいます。
しかしファイルが暗号化されていれば、暗号化時の鍵情報が入手できない限り、ファイルがどこにコピーされてもハードディスクを抜き取られても、ファイルの内容を読み取られる事はありません。

Question 20

自社の文書管理システムとDataClasysを連携させたいのですが、プログラム的に自動暗号化や復号はできますか。

Accepted Answer

連携の内容にもよりますが、DataClasysで使用できる各種のコマンドラインインターフェスを『開発キット』というオプション製品でご用意しています。
暗号化・復号・削除等のコマンドがありますので、バッチプログラムや連携先プログラムに組み込んでご利用いただくことが可能です。

Question 21

DataClasysサーバを二重化、冗長化できますか。

Accepted Answer

DataClasysサーバと、PostgreSQLをインストールしたマシンを複数準備し、PostgreSQL上の鍵データベースをダンプ、リストアする事により、同じ鍵情報を持つ複数のDataClasysサーバ環境を構築可能です。
2台のDataClasysサーバをプライマリサーバ/セカンダリサーバとして常時起動させている環境では、DataClasysユーザクライアントはプライマリサーバと通信できない際は、セカンダリサーバに自動リダイレクトされます。

Question 22

社員や職員の新規登録、変更の一括入力は可能ですか。

Accepted Answer

DataClasysマネージャクライアントからCSVフォーマットのファイルをインポートすることができますので、CSVファイルをご用意いただければ、一括での登録/変更が可能です。
また、オプション製品の『AccountSync』を使用する事で、Active Directoryのユーザ情報を自動的にDataClasysユーザ情報と同期させる事が可能です。

よくあるご質問

機能について