Question 1

ファイルの暗号化や復号には、どの程度の時間がかかりますか。

Accepted Answer

PCのスペックやネットワーク状況にもよりますが、数MB程度のファイル単体であれば、体感できない程度の短い時間で処理が完了します。

暗号化や復号を行うと、DataClasysサーバから鍵情報をネットワーク経由で取得し、ファイル自体に対して演算処理を行います。ネットワークを経由する鍵情報のサイズは非常に小さく、ファイルへの演算処理時間は短時間で納まります。
そのため通常扱うような数MB程度のファイルであれば、業務への影響は非常に少なく済みます。

導入時に既存のファイルを暗号化するなど、非常に大量のファイルを一度に暗号化や復号する場合は規模によって処理時間が必要となります。この場合は、同時に複数の暗号化処理を並列で実行するなどを行うことで処理時間を短縮することができます。

実際に暗号化や復号処理にかかるか時間を体感したい場合は、30日間限定の無料体験版やオンラインデモのご用意がありますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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Question 2

自社の文書管理システムとDataClasysを連携させたいのですが、プログラム的に自動暗号化や復号はできますか。

Accepted Answer

連携の内容にもよりますが、DataClasysで使用できる各種のコマンドラインインターフェスを『開発キット』というオプション製品でご用意しています。
暗号化・復号・削除等のコマンドがありますので、バッチプログラムや連携先プログラムに組み込んでご利用いただくことが可能です。

Question 3

DataClasysは海外でも利用できますか。

Accepted Answer

中国語版（簡体字）、英語版、韓国語版を標準でご用意しております。
ただし、日本国外での販売及び保守サポートはしていませんので、お客様ご自身が日本から対象の国に持ち込んでいただく必要があります。
中国では海外製暗号システムの規制があります。利用場所の公安局などの関係機関にお問い合わせください。
なお弊社でも過去に海外への導入情報がございますので、お問い合わせください。

Question 4

IDファイルはどのように保存しておけば良いですか。

Accepted Answer

DataClasysのIDファイルは、利用ユーザの認証とファイルの暗号化や復号のいずれにも使用します。
中でも認証の機能は特に重要で、例えば管理職といった広範な権限を持つ職位のIDファイルを不正使用して極秘ファイルを読む、などの事態が起きないように、IDファイルは厳格な管理をしておく必要があり、利用ユーザしかアクセスのできないネットワーク上のフォルダにIDファイルを保存して利用する例もあります。

Question 5

DataClasysサーバのハードディスク容量はどの程度を考えておけばいいでしょうか。

Accepted Answer

DataClasysサーバの鍵管理データベースは、大きな組織でも1GBを越えることはほとんどありませんが、ログデータベースの容量は機密ファイルをどの程度利用されるかにより異なります。
そのため一概に申し上げる事はできませんが、例として、暗号化されたMicrosoft Excelファイルを1回開いて更新するとそのログは50KB程度となります。（Microsoft Excelファイルを操作したログは、他のオフィスアプリケーションに比較すると多い部類になります。）
これを元に、下記を参考に目安となる容量をご確認ください。

（50KB X 1日に利用する暗号ファイルの数 X 30日/月 X DataClasysサーバ上に保存しておく月数）

例えば、暗号ファイルを1日に1000回利用すると仮定し、DataClasysサーバ上にログを保存するのは3ヶ月とした場合、
50KB X 1000 X 30 X 3=4,500,000KB=4.5GB
となります。
ただしあくまで参考値となるため、ご利用状況によっては試算と乖離する可能性がある事をご了承下さい。
なお、ログデータベースは月別に生成されますので、過去月のログを別のディスク等に吸い上げ、ログデータベース格納領域の容量逼迫対策をとる例があります。

Question 6

DataClasysサーバをファイルサーバと同居させても問題はないですか。

Accepted Answer

仕様や技術的な制約は少ないですが、ご利用状況によってはファイルサーバ、DataClasysサーバのそれぞれの負荷に影響する場合があるため、基本的には推奨しておりません。

Question 7

DataClasysサーバを二重化、冗長化できますか。

Accepted Answer

DataClasysサーバと、PostgreSQLをインストールしたマシンを複数準備し、PostgreSQL上の鍵データベースをダンプ、リストアする事により、同じ鍵情報を持つ複数のDataClasysサーバ環境を構築可能です。
2台のDataClasysサーバをプライマリサーバ/セカンダリサーバとして常時起動させている環境では、DataClasysユーザクライアントはプライマリサーバと通信できない際は、セカンダリサーバに自動リダイレクトされます。

Question 8

グループ会社との間でDataClasysを利用できますか。

Accepted Answer

会社間のネットワーク構成やポリシーなどによりDataClasysサーバの構築/配置などは検討する必要がありますが、各グループ会社内での機密管理や会社間をまたがる機密管理は実現可能です。
例えば親会社を組織の頂点とし、各グループ会社を下部組織（部門）として、DataClasysサーバに設定/登録していく等のご利用ができます。

Question 9

DataClasysのユーザが自身に付与されたIDファイルを紛失したり、壊してしまったり、設定していたパスワードを失念してしまった場合はどうなりますか。

Accepted Answer

IDファイルの破損やパスワードの失念については、IDファイルの再発行により対処可能です。
ただし再発行前のIDファイルや紛失したIDファイルを他者が不正に使う可能性もありますので、その可能性が考えられる場合は、DataClasysマネージャクライアントより、[ユーザの再作成] を行う事を推奨します。
この場合、自動的に元のユーザは無効化された上で、新しく同名のユーザが作成され、無効化された元のユーザに紐づくIDファイルは使用できなくなります。
いずれにしても、再発行の手続きや手順を定めて｢なりすまし｣を防ぐことが必要です。

Question 10

DataClasysで機密管理を行うと利用者の利便性が落ちませんか。

Accepted Answer

DataClasysでは機密区分を付けてファイルを暗号化すると、その機密区分に対する権限を有するユーザしかそのファイルの利用ができなくなりますが、権限を有しているユーザは、暗号化されていてもほぼ従来通りの操作でファイルを利用可能です。
Microsoft Excelのマクロなどにおいて他の暗号化されたファイルへの参照を行う場合なども、適切な権限を有しているユーザであれば、以前と同じように実行することができます。
ただし権限設定ポリシーが業務・運用の実態と乖離している場合、ユーザは不便を感じる事があるかもしれません。
そのため権限設定ポリシーについては、事前に利用部門も交えての十分な検討が必要です。

Question 11

DataClasysでポリシーに基づいたファイルの機密管理が統一できるのは良いのですが、ファイル（文書）管理責任者の負担が著しく増加することはありませんか。

Accepted Answer

DataClasysではユーザの登録/変更、組織の登録/変更、機密区分の登録/ポリシー設定などを行うためのDataClasysマネージャクライアントという管理ツールを用意しております。
管理者は他のユーザに対し、グループ（組織）を指定して管理権限を委譲する事ができ、権限委譲されたユーザはDataClasysマネージャクライアントを使用して、対象の組織範囲内の管理操作を行う事ができます。
これを活用し、各組織・部門内のプロジェクト管理や、人事/労政などの横断業務に関わる機密区分の設定/運用は管理権限を委譲したユーザに任せ、管理者は全社で共有するファイルの機密管理と各部の運用監査/監視を行うなどの業務分担を行うこともできます。

Question 12

社員や職員の新規登録、変更の一括入力は可能ですか。

Accepted Answer

DataClasysマネージャクライアントからCSVフォーマットのファイルをインポートすることができますので、CSVファイルをご用意いただければ、一括での登録/変更が可能です。
また、オプション製品の『AccountSync』を使用する事で、Active Directoryのユーザ情報を自動的にDataClasysユーザ情報と同期させる事が可能です。

Question 13

DataClasysでファイルを暗号化したまま全文検索ができますか。

Accepted Answer

DataClasysマネージャクライアントで全文検索のアプリケーションを登録していただければ、DataClasysで暗号化したファイルの内、更新/閲覧権限のあるファイルを全文検索可能です。
これまで弊社では、ジャストシステム社の『CBES(ConceptBase Enterprise Search)』、住友電工情報システム社の『QuickSolution』、フリーソフトの『Fess』にて動作を確認しています。他の全文検索システムについては、DataClasys無償評価版にて動作をご確認ください。

Question 14

Microsoft Accessで顧客管理を行っていますが、DataClasysで暗号化できますか。

Accepted Answer

Microsoft AccessのMDBファイルも暗号化でき、従来通りの操作が可能です。

Question 15

暗号化したファイルをメールに添付できますか。

Accepted Answer

メール添付の権限があれば可能です。
ただし、ご利用のメールクライアントにより動作が制限される場合もありますので、必ず事前に検証してください。
なお、添付対象となるファイルを送信時に直接読み込むタイプのメールクライアントでは添付可能ですが、添付対象となるファイルをメールクライアントが管理するフォルダなどに一旦複製するタイプのメールクライアントでは、メール添付権限の他、更新権限のある暗号化ファイルは添付可能ですが、更新権限がない場合は添付できません。

Question 16

暗号化したファイルをUSBメモリやCD-Rなどのリムーバブルメディアにコピーできますか。

Accepted Answer

閲覧権限及び更新権限のある暗号ファイルであれば、異なるドライブやフォルダへのコピーや移動ができ、リムーバブルメディア等へのコピーも可能です。
更新権限がない場合は、異なるドライブやフォルダへのコピーはできません。

Question 17

読み取り専用属性のついたファイルも暗号化できますか

Accepted Answer

読み取り専用属性のついたファイルであっても、暗号化可能です。
なお、暗号化後もファイルの読み取り専用属性はそのまま保持されます。

Question 18

アプリケーションによってはバックアップ機能がありますが、DataClasysで暗号化したファイルのバックアップファイルは、暗号化されて保存されますか。

Accepted Answer

一太郎やAutoCADでは、開いている元のファイルが暗号化ファイルの場合、バックアップとして生成されるファイルも暗号化されたファイルとなります。
ただし、この動作はご利用のアプリケーションによって異なりますので、DataClasys無償評価版を使用し、事前の動作検証をお勧めします。
なお、バックアップファイルが保存されない場合でも対応できる場合がありますので、ご相談ください。

Question 19

グループウェアの文書管理機能や決裁機能を使っていますが、DataClasysで暗号化したファイルもグループウェア上で管理できますか。

Accepted Answer

WEB系のグループウェアであれば、適切なアプリケーション登録を行う事で管理可能です。
弊社では、サイボウズ社の『サイボウズ』、とネオジャパン社の『desknet’s』で動作を確認しています。
DataClasysで暗号化したファイルも、グループウェアの文書管理機能でアップロードできます。
ただし、ウェブ送信権限と更新権限のある暗号化ファイルのみがアップロード可能であり、両権限がないファイルはアップできません。
また利用者は更新権限およびウェブ送信権限のある暗号化ファイルはPCにダウンロード可能ですが、ウェブ送信権限がなかったり、ウェブ送信権限はあっても閲覧権限しかない場合はファイルのダウンロードはできません。
なお、グループウェアによっては特殊なファイル操作をする場合があり、DataClasysで暗号化したファイルを取り扱えない場合もありますので、DataClasys無償評価版を使用し、ご利用される環境で動作をご確認いただく事をお勧めします。

Question 20

個々の利用者に機密ファイルを暗号化させるのは利用者の意識やリテラシーの現状からすると難しい面があります。利用者がDataClasysを利用してファイルの機密管理を徹底して行うためにはどのような運用方法がありますか。

Accepted Answer

DataClasysでは共有フォルダ等に対して自動暗号化を行う機能があります。
この機能を有効に活用することにより、ユーザは対象のフォルダにファイルを投入するだけで所定の機密区分でファイルを暗号化する事ができます。
暗号化さたファイルを利用するためには、DataClasysユーザクライアント及びIDファイルを使用せざるをえないため、ユーザは日常的に機密管理を意識していくことになります。
このように通常使用するような共有フォルダを強制的に暗号化する事により、ユーザの機密ファイル管理を徹底させていく運用をとることも可能です。

Question 21

製造業での導入実績はありますか。

Accepted Answer

CADデータを含む設計情報の漏洩対策として様々な製造業にてご利用頂いています。
特に設計の効率化や納期短縮を目的とした海外拠点へのデータ提供のセキュリティ対策や設計外注とのデータやり取りからの漏洩対策などで活用頂いています。
また各種PDMやPLMと連携した運用実績もあります。

Question 22

金融業での導入実績はありますか。

Accepted Answer

金融機関においては金融庁からの監査対応として様々なセキュリティ対策をされているなか、さらなる対策の手段としてファイルの暗号化を選択されています。
またカード業界ではPCI DSSに準拠したセキュリティ対策としてカード会員データを暗号化にて保護することでご利用頂いています。

Question 23

官公庁や自治体での導入実績はありますか。

Accepted Answer

中央省庁や独立行政法人、自治体でもDataClasysをご利用いただいています。年金機構や自治体への標的型攻撃による漏洩事件を契機にDataClasysの導入が進んでいます。
特に、自治体情報システム強靭化対策として県庁、区役所、中核都市、市町村などでご利用いただいています。また、中央省庁の行政文書のデジタル化に伴い独立行政法人や中央省庁からのお問い合わせも増加しています。

Question 24

教育機関での導入実績はありますか。

Accepted Answer

国立大学や私立大学でのご利用の他、文部科学省の教育情報セキュリティガイドラインに沿った校務系・学習系・インターネット接続環境の分離環境にDataClasysを導入させていただいています。
外部への漏洩だけでなく児童・生徒から校務系ファイルへの不正アクセス、いたずらから守るシステムを実現しています。

よくあるご質問

運用性について